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介護事務者が主に行なう仕事である介護報酬請求ですが、これは専用に作られている「介護報酬システム」を利用して行なわれます。
この介護報酬システムですが、じつは介護保険制度が発足して実施されるまでに十分なテストが行なわれませんでした。それでスタート間もなくから、幾つかの不具合が発生していることも事実です。
介護事務に携わる人が直接関わるシステムですから困りますが、まだまだ試行錯誤している面があるという現実から逃げることはできません。それで、ある程度は不具合が生じる可能性も考慮しつつ業務に当たっていくと良いでしょう。
医療事務の現場では、ほとんどが紙の請求書でやり取りがなされます。
しかし介護事務に関してはこのシステムを使って、すべて電子媒体でやり取りがなされます。
それで、ある程度パソコンの使い方やトラブルの対処方法なども覚えておく必要があるのです。もしパソコンがとても苦手だというならば、少なくともトラブルが発生した時にだれに訊くか、などを決めておくことは賢明であると言えるでしょう。
介護保険の額を算出し、国や自治体に請求する業務を行なう介護事務。
たびたび改正される保険制度に精通し、何が保険料となるのかならないのか、的確に判断する必要があります。また、正確に計算して請求する務めもあります。
分かりくい部分も多々ある介護事務の仕事をスムーズに行なうために、介護事務をサポートするためのソフトウエアも開発されていますから紹介しておきましょう。
介護事務の仕事の複雑な部分をこなす助けになるこのソフトは「CAREWORK介護報酬」というシステムです。これは全国各地の事業所でも導入されており、様々なサービスの自動計算を行なってくれます。しかもそれだけではなく、介護サービス計画書を作成したり、利用者ごとの負担金額を算出したりと、介護事務に関わる色々な部分を担ってくれます。
データをきれいな状態で正確に残すことができるため、担当者の変更による引継ぎも上手くいくことでしょう。こうしたソフトを上手く使いこなすと、介護事務の業務がスムーズに進んでいくことは言うまでもありません。
介護事務の担当が行なう、介護報酬請求業務。
これには電子化されたデータのやり取りが関係しており、介護報酬システムを上手に使いこなす技術が含まれます。
このシステム自体に不具合が生じていますから、ミスがあってもある程度は仕方がないという見方もあります。
しかし、介護報酬システムの使い方を良く理解していないまま業務にあたり、人為的なミスが発生しているということも報告されています。介護事務に携わる者として、こうした人的ミスはなるべくなくしていきたいものです。
たとえば北海道ではシステムの不具合によって、岡山県では人手による部分のミスも重なって、多数の不払いが発生したという報道がありました。
国も、介護報酬システムを扱う業者も、介護事務の従事者も手探りな面があることは否めません。
前もって十分なテストが行なわれていれば良かったのですが、もうスタートしてしまった今、それを言っても始まりません。国にしっかりしてもらいたいという気持ちはあっても、介護事務のプロとしてそれをカバーしていく姿勢が必要でしょう。